ウンコ味のカレーとカレー味のウンコ

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究極の選択でよく出てくるこのフレーズ。僕なんかが少し考察してやると、究極というほど大層なもんではないことがわかる。(へへん)

 

こういうのを解析するためには一般的な解釈と具体的な物を行ったり来たりして同値の言説に変換してから、その出てきた結果をみて判断するということをやってやるとさまざまな側面がみえてきて、あたかも、これはそういうことなのだ、これでいいのだ、などと、自信たっぷりに他の人に講釈をたれることができるようになるのである。

 

それではやってみましょう。

 

『ウンコ味のカレーとカレー味のウンコではどちらがよいか?』という問いは、いいかえれば、『かなりまずいカレーとかなり美味しいウンコはどっちがよいか』という問いに変換される。さらに意味を一般化していくと、『かなりまずいけど普通に栄養はとることのできる食べ物とかなりおいしいけれども体に害のある細菌がたくさんつまったものは食べるのにどっちがよいか』という問いに変換されることは自明だろう。

 

繰り返しになるが、『おい、お前、ウンコ味のカレーとカレー味のウンコどっちがいい?』と聞かれてしまうと、血迷って、『お、おいらは、お、おいしいから、う、うんこ、だとしても、か、カレー味がいいドン!』(誰だこいつ?)などと答えてしまいがちだが、さらりとバーバリーのマフラーなどを見せつけることなく首いまいている英国紳士などに、冷静に、『そこの君、かなりまずいけど普通の食べ物と、かなりおいしいけど細菌だらけのものどっちか選べるけど、どっちを食べるかね?』などと聞かれてしまうと、前述のカレードンちゃんなんかでも、急にかしこまって、『良薬口に苦しといいますが・・・(中略)・・・、あらやだ、脱線しましたわ。でも、そうなるとやっぱりまずいけれども、普通の食べ物でしょうか、私、不器用ですから』なんて言ったりするかもしれない。

 

もっと恐れずに言ってしまえば、滋賀県のサラダパンと和歌山県のお祭りカレーどっちを選びますか?ということになる。注)特定の商品、出来事を指し示しているわけではありません。

 

と、いうことで、なにをいいたいかというと、カレーはやっぱり普通のカレーがいいし(のろけるようだが僕の妻が作るカレーは割と本気でおいしい)、もっというと、僕はカレーよりもラーメンが好きだったりするわけです。